自己紹介
はじめまして。このブログを運営する「フィギュアのお兄さん」です。
まずは私の自己紹介を少し。ちょっと堅いけど最初だけ許してください。
某大学自動車部でフィギュアに触れて以降、コーチや大会運営団体で15年ほどフィギュ
アに携わっています。
フィギュアという競技は「分かり始めると」とても面白いのですが、そこに至るまでは苦行です。そして苦行のまま自動車部を卒部する人のなんと多いことか。しくしく。
また、フィギュアは後述のとおり、基本的に大学自動車部にしかない競技です。従って、ノウハウもどうしても内向的になり、様々な事情でノウハウが途切れてしまった大学が独力で巻き返すことは困難です。特に近年は、練習場所や金銭面等の問題もあり、特にその差が広がっているように感じています。
一方でフィギュアは、自動車部の競技の中でも特に歴史が古く、90年近い歴史があります。このままではフィギュアが廃れてしまう、もっと競技の裾野を増やしたい、という思いから、少しでもノウハウをお伝えすべくこのブログを始めることとしました。
一人でも多くの部員に、この競技の魅力を伝えることができ、興味を抱くキッカケになれば、この上なく幸いです。
そもそもフィギュアってナニ?(大学自動車部以外の方向け)
フィギュア。
それは大学自動車部でしか行われないニッチを極めた競技・・・
シンプルに言えば究極の車庫入れ??でしょうか。
学生自動車連盟に所属する大学自動車部は、年を通して3競技を行い、その合計ポイントで総合杯をかけて日夜鍛錬を積んでいます。
うちダートトライアル、ジムカーナはスピード競技と呼ばれ、主に4月から9月にかけて大会が実施されます。
それ以外の期間に何があるかというと、そうフィギュアです。正確には学生自動車運転競技、というのですね。
フィギュアはスピード競技とは呼ばれません。最高速度はせいぜい20キロくらいですから当然です。線や障害物に囲まれたコースで、これらに接触せずにゴールまで早く正確に車を運ぶことが求められる。。。ひと昔前で言えば車のイライラ棒です。
うん、文字で伝えるのは不可能です。優秀な後輩が、分かりやすい競技紹介動画を作っているので、そちらをご紹介します。ありがとう。
少しでも興味を持っていただけたならば、各大学の自動車部のHPを見てみてください。自動車部の魅力を知っていただけると思います。
コンテンツについて
このブログでは効率的な練習方法やフィギュアの理論、大会の総評などを取り上げ、それをアーカイブしていきます。1年生から4年生まで、誰もがなるほどと思う内容を目指しますが、さすがに1年生に向けた内容と4年生に向けた内容を同じページで書くことは困難です。
そこで記事ごとに、カテゴリー(★☆☆、★★☆、★★★)と難易度を分け、それぞれのレベルに応じて記事を見られるようにします。
難易度(★☆☆)の目標
★一つでは、主に下級生で試合に出たことがないレベルを想定します。ここの段階で挫折する方多数。最初は苦痛であることは間違いありません。
いやもうボックスとか見るだけで帰りたくなるわ。何フィギュアって。コース引いて、距離読んで、時々怒られて、乗っても何してるかよく分らんし。はー早く夏にならないかな・・
とか思っている人多いと思います。もったいない!!!実はこのレベルは、少し練習方法を工夫するだけで、すぐ★二つまで行けるんです。上級生を食いやすいのもこのレベルです。苦痛はとっととクリアして、次行きましょう!
難易度(★★☆)の目標
★二つでは、主に2,3年生で、試合に出たことはあるけれども表彰台には及ばない、、というレベルを想定します。苦痛な時期は何とか乗り越えたか、あるいは乗り越える直前くらいの方が多いのではないでしょうか。一方で、
次に何をすれば良いのかよく分からんなーー。完走はできるけど上位との差はめちゃあるし、何が違うのか良く分からん・・。早く夏
なんて思ったり。でも、ここの時期が一番大事なんです!伸びに差が出るのもこの時期です!上手く練習すればアッという間にエースへ、上手くない練習をするとずっと停滞・・・。上位陣と何が違うのか、どう近づくのか、しっかりお伝えしますね。
難易度(★★★)の目標
★三つは、ガッツリ選手で各校のエース級、表彰台に登れるレベルを想定しています。が、このレベルの話はこのブログですることはあまりないでしょう。各自頑張ってください。ただし、大会講評などはこのレベルの話もするかもしれません。記事の信用度を上げるためです。笑
ここの記事が足りない!!という声が大きくなってきたら、その時考えます。その時点でこのブログの目標は達成しているんですけどね。
免責事項
大事なことです。冒頭でも言いましたが、フィギュアは大学自動車部にしか存在しない競技であり、とても内向的になりがちです。それはつまり、自身の理論に盲目的になりがちである、ということを意味します。
「俺はこう思う」という理論が人によって違う、というのはどの競技でも良くあることですが、特にフィギュアではそれが批判の目(例えばより上手い社会人等による否定)に晒されることがなく、勝手で盲目的な確信に変わりがちです。
そして私の経験上、多くのそれらは誤っています。
私も指導をする際には自身で強く意識していますが、教える側も常に自己否認をすべきだと思いますし、自分が100%正しいと思った時点で指導者も部員も成長しなくなります。
要するに、私がここで言うことは絶対の真実ではなく、また同時に、絶対の嘘でもない、ということです。
ただ一つ、私が断言できるのは、この競技は4年間の学生競技生活のみで理解しきれるほど単純なスポーツではないということです。
最後にちょっとしたお願い
最後にちょっとお願いです。
各大学で、特に練習方法が分からなくて困っている!という大学様。
もし可能であれば練習にお邪魔させていただけませんか?
指導という堅いものではなく、現状を把握したいのです。なので単に練習を見せてください。そしてそれをこのコンテンツに活かしたいと考えています。
ただお願いというだけではアレなので、呼んでいただけた場合には私がレンタカー(乗用or貨物)をご希望に合わせてお持ちします。一応これインセンティブ。ご希望があれば、もちろん指導もいたします。
気になった方は以下でメッセージをいただけますと幸いです。
さあ、下の目次から「フィギュアの旅」に発進しましょう!