前回までのまとめ
基本3ボックスについては以下で説明しました。そして、修正についても以下で説明しました。今回はそれらをベースに、残りの4ボックスについて説明します。
応用4ボックス
見覚えのある7ボックスですね。今日は下の列の4ボックスです。
そもそもこれら「応用4ボックス」は、「基本3ボックス」の組み合わせで表現できるんでした。
ですから、必要な技はもう既に皆さん持っているはずですね。サクッといきますよー。
(全部説明すると大変なので、「対角派生」を軸に説明します。考え方は全部同じですよ。)
例)対角派生
「対角派生」は、「対面派生」と「対面」の合成でした。ですから、上の赤部分に仮想のリア確を描きます。
左がスタートから仮想リア確までの「対面派生」、右が仮想リア確からゴールまでの「対面」です。初期的には、仮想リア確に入れて練習してもいいですね。(点線は後退を意味します。フィギュア界での暗黙のお作法です。)
ただし、タイムを出そうと思ったら無駄な手は省く必要があります。そこで、重複している、あるいは似ている動きをしている部分を消去します。
上の動きで似ている部分をマーキングしてみましょう。
いずれも、左下の〇部分をエグる動きがあります。左側の「対面派生」では、2手目のエグりとして、右側の「対面」では初手のエグりとして、それぞれ左下を狙っています。ですから、車の位置は少し違いますが、左下を狙いにいく、という意味ではほぼ同じと言えます。
従って、この重複を合体します。言葉を変えれば、左側の「対面対面派生」では、黄色線以降のリア確に入れる動きをカット、右側の「対面」では、黄色線より前の、スタートからエグりまでをカットします。
するとこうなります。
「対面派生」をベースに、左下のエグり以降、「対面」の動き(緑色)をしています。これで合成は完了です。
残りの3ボックスについては、是非考えてみてください。(文字化が面倒くさくなったともいう。)
どうしても分からない方は、下に参考動画を貼っておきますので、ご参考にどうぞ。
(上手くないのはご容赦を・・・)
お助け動画
④対角派生
⑤平行移動派生
⑥平行移動
⑦対角